クランクのベアリングが粉砕してますケド

仕事の依頼がありました、内容は「ママチャリのチェーンが外れる、クランクのガタがデカい」とのこと。

依頼された方の住所に近い場所で、他のお客さんの修理を行っていたので、修理完了後に伺いました。

依頼主は外出されていると聞いていたので、見積希望の自転車のシートに貼り紙をしてもらっておきました。

さて、実車を確認するとコッタレスシャフトを支持するベアリングがないくらいグラグラです。よってクランクのガタが出るのでチェーン外れが発生していました。

原因はワンの緩みでコッタレスシャフトにガタが出てベアリングを粉砕し、チェーンも外れた、という事象のようです。

なお、エンド側のチェーンカバーを外してチェーンを見るとサビがひどく交換が必要なレベルでした。

クランクを外して、緩んだ左ワンを外すと粉砕したベアリング球とメタルスライム的なオイルが出てきました。左右ワン、コッタレスシャフトの交換が必要です。

ちなみに半年前にも同様な症状が発生して他の店で修理してもらったが、今度ダメになったら諦めた方が良いと言われたそうです。

というハナシも聞いていたので必然的に見積金額も高めに設定しました、その自転車はやや古めのパナソニックの自転車ではありましたが、正直この金額だとキャンセルの可能性もありました、まあキャンセルなら仕方無しです。

さて、見積金額を連絡したところ、家族と相談してみるとのコト。しかし20日以上連絡が無かったので、この件は終わったモノだと思っていました。

・・・が、忘れかけた頃に修理依頼が来ました。

その場で修理できる状態ではなく、依頼主宅周辺は仕事の往来で良く通るので空いた時間に部品仕様を調べて部品発注するなど、結構時間を掛けました。

この不具合は自分は経験したことが無かったのですが、緩みにくい(と思っていた)右ワンが緩んで出来たガタによって起きた不具合のようです。

IMG_0583.JPG

工具を嵌めてまわしてみると右ワンも手で回りました(汗)。

・・・さて、部品がそろったので修理に掛かりました、ボトムブラケット周辺やチェーン交換、シート交換、固着した内装3段シフトワイヤー交換などを行いました。特に右ワンは長いレンチを使って念入りにワンを締めておきました。

金額的にも時間も結構掛かりましたが、依頼主は満足して頂けたようです。

雑感ですが、今回修理したパナソニックの自転車ですが、前後連動でカギが掛かったり、ステンレスリムに前ブレーキはママチャリでは珍しいデュアルビボットブレーキを採用していたりと、使われている部品のグレードは高かったです。新車時なら結構いい値段をした自転車だと思われます。

これで当分は大丈夫だと思います、これからもガンガン走ってください!














この記事へのコメント

  • あのこら

    半年前に修理されたお店の右ワンのチェック、締め込み漏れなんでしょうね?

    多分、左ワンが通常より中に入っていたのではないですか?

    右ワンのチェックはついつい怠りがちなので、自分も気を付けたいと思います。
    2016年10月01日 09:40
  • かざはり

    あのこらさん

    ワタクシも今までは右ワンはガンガンに締まっているもんだと思っていましたが、そうでもないようです。

    これからは左ワンが入り過ぎる際には右ワン締まり具合もチェックした方が良さそうだと感じました。

    コメントありがとうございました。


    2016年10月01日 14:29

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